蒋(チァン)氏の家
Last House Standing
中国/2004/中国語/カラー、モノクロ
ビデオ/54分
Dir. 干超(ガン・チャオ)、梁子(リャン・ツ)
イノセント
Innocent
シンガポール/2004/英語、中国語、他
カラー、モノクロ/ビデオ/27分
Dir. 陸麗珊(ルー・リーシャン)、何俊雄(ホー・ジュンション)
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上海再開発に伴い、まもなく取り壊されるお屋敷で、舶来のレモンティーを淹れる一人の初老男。激動の歴史に翻弄されまいと、守り続けてきた家と孤独なマイスタイル。ところが北京からやってきた若い女性の間借り人(監督)が彼の空間に踏み込んでくる…。自殺事件を追いかけたシンガポール作品『イノセント』を同時上映。
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7月7日、東京大学東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ(EALAI)の講義で北京より来日した鄢雨(イェン・ユィ)監督のマスコミ試写での質疑応答の様子です。飛行機の到着が少し遅れて、ぎりぎり駆けつけての質疑応答にもかかわらず、山形と変わらずエネルギッシュに話す姿は健在でした。
司会:藤岡朝子 通訳:樋口裕子
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移りゆくステージ
Fluiding Stage
台湾/2004/台湾語/カラー/ビデオ/42分
Dir. 林啓壽(リン・チーショウ)
消えゆく思い出
Diminishing Memories
シンガポール、オーストラリア/2005/英語、中国語/カラー、モノクロ/ビデオ/27分
Dir. 翁燕萍(ウォン・イエンピン)
移動人形劇の一座は鮮やかさと懐かしい雰囲気をトラックに載せて台湾を巡る。ロマンティックな郷愁と淡々とした劇団員の日常が絶妙にあわさったロード・ムービー『移りゆくステージ』。併映は国策の工業地建設のため強制転居をやむなくした監督家族と住民たちの幸せだった故郷を想う『消えゆく思い出』。
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狂気の瞬間
Mad Minutes
やってはいけません
The Things That We Shouldn't Do
韓国/2003/韓国語/カラー、モノクロ/ビデオ/5分
Dir. キム・ギョンマン
韓国の若い男性監督たちが、加害者としての自国の戦争を見据え、今につないでゆく意欲作2本。『狂気の瞬間』では前世代の戦争“ヴェトナム”を訪れ、韓国軍兵士たちが虐殺した村の住民、生存者たちの証言を記録する。『やってはいけません』は今の世代の戦争“イラク”に立ち、ヴェトナム戦争参戦時に盛況だった韓国の軍隊マッチョ文化のアーカイヴ映像を利用して問いかける。
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マルグリット・デュラス、あるがままの彼女
Marguerite as She Was
フランス/2002/フランス語/カラー、モノクロ/ビデオ/61分
Dir. ドミニック・オーヴレイ
「よく笑い、真面目で、誠実で、挑発的で、注意深く、きっぱりしていて、しかしなによりも若々しく、自由な彼女に近づくために」(オーヴレイ)、マルグリット・デュラスと一緒に仕事をした編集者ドミニック・オーヴレイ(ペドロ・コスタ監督『ヴァンダの部屋』やヴィム・ヴェンダース監督『都市とモードのビデオノート』などの編集)が、初めて監督として作ったドキュメンタリー。
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謝罪
APOLOGY
日本、シンガポール/2005/日本語、英語/カラー/ビデオ/6分
Dir. 陳凱欣(タン・カイシン)
虚構の砦
Fort of the Fabrications
Worldly Desires
ビデオ映像が持つ意味と記号の差異から、虚構性を捉えることを大胆に試みる2作品。日本政府の戦争責任に対する公式謝罪の言葉を集めた『謝罪』と都市・生活空間そのものがビデオ・メディア化しているとも言える状況を読み解く『虚構の砦』。『Worldly Desires』は、タイのジャングルを舞台にした劇中劇。慣習に対するある種の実験と撮影の思い出。
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カンパラでの初期症状
Early Symptoms in Kampala
ウガンダ/2005/英語/カラー、モノクロ/ビデオ/7分
Dir. ジェフ・ウォーカー
Foolosophy
日本/2006/日本語/カラー/ビデオ/10分
Dir. 印牧和美
1942年2月15日と1945年8月15日のあいだ
INTERPRETING/IMAGINING 15 FEBRUARY 1942 - 15 AUGUST 1945
日本、シンガポール/2005/日本語、英語/カラー/ビデオ/20分
Dir. 陳凱欣(タン・カイシン)
これが民主主義の姿だ!
This is what democracy looks like!
VCTの定期ショーイングで、昨年紹介されたウガンダのジェフ・ウォーカーが描く地元カンパラでの知のありかたを探る『カンパラでの初期症状』、VCT創設メンバーでもある印牧和美の新作と、2002年、右翼化した当時のオーストリア政府とG7首脳会議時に投入された特殊警察と大衆の衝突を描く『This…』のVTCセレクションに加え、8月15日の靖国神社と遊就館、8月6日の広島平和記念式典から始まり被害者と加害者を探る『1942年…』。
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アリランのうた オキナワからの証言
1991/カラー/ビデオ/100分
Dir. 朴壽南(パク・スナム)
「死んでいった人たちへの鎮魂であり、その魂を私たちと共に再生させること」(朴壽南)。作家朴壽南が、『もうひとつのヒロシマ アリランのうた』に続いて、沖縄戦時下の証言を中心に描いた作品。“車夫”として連行された朝鮮人男性、“慰安婦”として連行された女性たち。ラストシーンの「アリラン」の舞が印象的。新たにテロップを入れたニュー・バージョンを上映。朴壽南は、再び沖縄に向かい新作を制作中。
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日本のニュース パート1
1951-68/モノクロ/ビデオ/計15分/Pro. 日本映画新社
朝鮮の子
1955/モノクロ/35mm/30分/Dir. 荒井英郎 京極高英
日本の子どもたち
1960/モノクロ/16mm/54分/Dir. 青山通春
1952年の東京都教育委員会の、朝鮮人学校廃校通告に憤慨した在日の人々が制作した『朝鮮の子』。長崎の小学生と不法入国者として収容されていた韓国の子どもたちの交流を描いた児童教育映画『日本の子どもたち』。在日に関連する日本のニュースを併映。今こそ歴史を見つめよう。
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日本のニュース パート2
1951-68/モノクロ/ビデオ/計15分/Pro. 日本映画新社
民族教育を考える
1976/モノクロ/16mm/30分/Pro. 朝鮮総聯映画製作所
日本海の歌
1964/モノクロ/16mm/60分/Dir. 山田典吾
朝鮮大学校で学ぶ学生たち、朝鮮学校へ通う子どもたちや家族の声などを綴り、異国の地で生きる朝鮮民族のあるべき姿を探った『民族教育を考える』。日朝自由往来をテーマにした日本独立映画運動推進者のひとり山田典吾が制作した『日本海の歌』。帰還運動華やかなりし頃の日本のニュースを併映。
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心の旅路〜わたしの家族の物語〜(パリッシュ家)
At the Parishes
ははのははもまたそのははもその娘も
[新作]これは私の記憶です/それは私の記録でした(仮題)
Dir. 瀬戸口未来
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佐藤真(監督)×大津幸四郎(撮影)
エドワード・サイード OUT OF PLACE
2005/日本語、英語、アラビア語、ヘブライ語/カラー/35mm/137分
パレスティナ出身の思想家エドワード・サイードの遺志と記憶をたどりながら、中東の和解と共生を考える旅。「目に見えるボーダーは、今イスラエルが作っている分離壁とか、本当に目立ち過ぎるくらいにはっきり見えるんだけど、実際にサイードが、直接的に問題にしたのは目に見えないほうの壁だと思うんです。人々のなかに無数の目に見えない壁がある」(佐藤)
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山形映画祭2005レポート
『三叉坑』
陳亮丰(チェン・リャンフォン)監督 質疑応答
※DDSでの『三叉坑』の上映は9月26日(火)19:00からございます。
上映後には全景との交流深く、2005年の山形映画祭でこのシリーズ上映のコーディネーターを務めていただいた吉井孝史さんを迎えトークを行う予定です。こちらも貴重な機会ですので、ぜひ聞きにいらしてください。
英題:Three Fork Village 原題:三叉坑
台湾/2005/北京語、タイヤル語/カラー/ビデオ/144分
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山形映画祭2005レポート
『梅の実の味わい』
郭笑芸(グオー・シャオウィン)監督質疑応答
※DDSでの『梅の実の味わい』の上映は9月24日(日)18:45からございます。
英題:A Taste of Plum 原題:梅子的滋味
台湾/2004/北京語、台湾語、客家語/カラー/ビデオ/142分
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山形映画祭2005レポート
『部落の声』
李中旺(リー・チョンワン)監督質疑応答
※DDSでの『部落の声』の上映はポレポレ東中野にて9月26日(火)14:25から上映いたします。
『部落の声』
英題:Radio Mihu 原題:部落之音
台湾/2004/北京語、タイヤル語/カラー/ビデオ/136分
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山形映画祭2005レポート
『天下第一の家』
呉乙峰(ウー・イフォン)監督 質疑応答
DDSでは『天下第一の家』をポレポレ東中野にて9月22日(金)17:40より上映いたします。
『天下第一の家』
英題:The House Masters 原題:天下第一家
台湾/2004/北京語、台湾語/カラー/ビデオ/89分
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山形国際ドキュメンタリー映画祭2005レポート
大歩向前走(前を向いて大きく歩こう)─台湾「全景」の試み
シリーズ上映 質疑応答 記録
レポートにアップしました!!! ぜひご覧下さい!
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【ついに書籍化が決定!】
[書籍]ドキュメンタリー映画は語る
作家インタビューの軌跡
編:山形国際ドキュメンタリー映画祭「Documentary Box」編集部
発行:未來社
協力:シネマトリックス
山形国際ドキュメンタリー映画祭の機関誌として年に2回発行してきた「Documentary Box」。第1号から続けてきたシリーズ「日本のドキュメンタリー作家インタビュー」の14年間、26人すべてのインタビューが1冊の本になりました!
全国書店にて2006年10月5日頃より、アテネ・フランセ文化センターでは9月30日より発売開始!
未來社刊◎販売価格:5,040円(税込)
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