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「何か」と出会う、ドキュメンタリー・イベント「neoneo meets!!」

DDS2012では、ドキュメンタリーをめぐるメールマガジン「neoneo」の、ウェブサイト開設、雑誌創刊にエールをおくり、「neoneo」編集委員にひと枠の企画をお願いしました。題して「何か」と出会う、ドキュメンタリー・イベント「neoneo meets!!」

[vol.00 さようならドキュメンタリー]
8月23日(木) 19時スタート@オーディトリウム渋谷

上 映|『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』(1975/日本/121分/16㎜/製作:小川プロダクション)
トーク|石川直樹(写真家)×諏訪敦彦(映画監督)
※トーク中、『黒髪』(10分/監督:諏訪敦彦)、石川直樹製作・短編映像作品の上映予定

19:00~『どっこい!人間節~』上映(121分)
21:01~ 休憩
21:15~トークイベント

料金:1回券・当日 1,400円/3回券当日・前売 3,600円
お問合わせ:neoneo編集室 neoneo.mag@gmail.com

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<ドキュメンタリー表現の批評と議論の場>をめざすイベント[neoneo meets!!]
第1回目のテーマは「さようならドキュメンタリー」!

今春からウェブサイトで展開してきた「neoneo」の雑誌版「ドキュメンタリーカルチャーマガジンneoneo」創 刊を記念して、小誌の特集「さようならドキュメンタリー」のアンケートにご回答いただいたお二方がゲストに登場! 「ドキュメンタリーとは「記録」を根幹に据えた作品である」と答えた写真家・石川直樹さん、「こんなところにもドキュメンタリーがある、とただ指し示すことのほうが遙かに創造的に思える」と述べる映画監督・諏訪敦彦さん。多様な捉え方ができる「ドキュメンタリー」を巡って、トークはどのように展開するのでしょうか。合い間には、お二方の短篇映像作品の上映を予定しています。
トークに先駆けての上映は、石川直樹さんがアンケートでおススメしている『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』。「neoneo」編集長・伏屋博雄の第1回プロデュース作品でもある本作、貴重な16mmフィルムでの上映になります。是非この機会にお見逃しなく!

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『どっこい!人間節』



『どっこい!人間節 寿・自由労働者の街』(1975/日本/121分/16㎜)

山谷、釜ケ崎とならんで日本三大寄せ場の一つと言われている横浜・寿町。三百メートル四方に90軒の簡易宿泊所が密集し、五千人前後の人々が生活しているドヤ街にスタッフが約10カ月住みこみ、19時間分のフィルムを回した。スクリーンに登場する寿町の人々は、多くが貧困や病苦や孤独の極みだが、生命ぎりぎりにまで奪い尽くされ、追い詰められてもなお、人は人以外の何ものでもなく人として生きる姿がフィルムに刻みこまれている。当時の小川プロの若手らが取材に取り組んだ異色作。
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ドキュメンタリーカルチャーマガジン「neoneo」がついに創刊!
8月23日(木)上記イベントにて先行発売!

メールマガジンからリニューアル、ドキュメンタリーのポータルサイトとしてこの春オープンした「neoneo web」に続いて、雑誌「neoneo」がいよいよ発売されます。
創刊号の特集は「さようなら ドキュメンタリー」。既存のドキュメンタリー観から「さようなら」するところから「neoneo」は始まります。是非ご一読下さい。
定価1,000円 「neoneo web」他、全国書店にて販売予定
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http://webneo.org/